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小林よしのり
2014.3.31 03:54小林よしのりライジング

ネットシッターは個か共同体かの選択になる

明日配信のライジングで、もう一発、ネットでベビーシッターの
幼児殺人事件について書いた。
マスコミに出てこない事実について、ライジングの読者にだけ
なら届けられるだろう。
しかし母親というのは各人の悩みを抱えているもので、それは
全員が別々だから、一人の母親の問題を全員に普遍化する
ことは出来ない。
「私」的な感情に捉われても「公」論は提出できない。
ただ、共同体が必要と考えるか、個に分裂したままでいいか、
という問題があるのだ。
個に分裂したままでいいなら、インターネットで他人と繋がる
のを良しとするしかなく、異常者・犯罪者との出会いから事件
となっても「自己責任」となる。
個人の考え方が社会を作るのだから、このネットシッターの
問題は大事なのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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